【設立の経緯】
前衛アートと教育について、研究を重ねていた下山浩一が、ちばMDエコネットの知的障害を持つメンバーとその家族に出会ったことが、コミュニティアート・ふなばしを立ち上げたきっかけです。
障害を持った人も、コミュニティの中でその人らしく暮らすというコンセプトを持って活動していたちばMDエコネットの知的障害のメンバーの豊かな表現力とコミュニケーション能力は、前衛アーティストと交流を重ねていた下山の目から見ても、一流のパフォーマンスとして、社会にインパクトを与えると思わせるものでした。
「社会の最前衛で活動する市民の動き」「社会の最前衛で表現活動をするアーティスト」この2者によるクリエイションの場として、コミュニティアート・ふなばしの前身である「船橋ダンスワークの会」が1997年にスタートしました。
1997年9月より、舞踏家・中嶋夏との「即興ダンスワークショップ」(1997年~2002年まで)、岩下徹ワークショップ、野村誠+南村千里「共同創作ワークショップ」を主催してきました。
「art-Linkカフェ」、「Cross+breeD」、「三番瀬アートフェス」、<収穫祭>船橋プロジェクト、「フリフリ プロジェクト」~船橋をRE:INVENTIONする魂ふりプロジェクトのように、異ジャンルのアーティストと市民のコラボレーションによる、コミュニケーション型のアートプロジェクトを多数実施し、新しい芸術のあり方を提示しています。