「きらゆめ」が10周年を迎えました!
2003年から始めた、船橋市本町通り商店街振興組合さんと、我々地元NPOの協働による地域づくりイベント「きらきら夢ひろば」、通称「きらゆめ」が、10周年を迎えました。
なんだか、ぜんぜん実感がなくて、10年なんかあっという間だったな、という気もしますし、この間にご結婚されてお子さんが生まれた方がいらっしゃったり、はたまた亡くなられた方もいらっしゃったり。
そう考えると、ひとつの“時代”と言えなくもないのでしょうか。
門脇篤さんに編集長になっていただいて、この「きらゆめ」を総括するブックレットの制作が進んでいます。
僕はあんまりでしゃばらないようにしようと思いつつも、こんなテキストをお寄せしました。
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「きらゆめ」が、“ふるさと”
「きらゆめ」は、新しい“ふるさと”です。
人は、どのような時に、まちに愛着を覚えるのでしょうか?
それは、そこの場所で、学び/働き/人を愛し/悲しみ/喜び/心と体を働かせる・・・。
そう、思い出を重ねる時、人はそのまちに愛着を覚えるようです。
人に大切にされ、まちに育てられる。
こんな体験をする場所を、私たちは“ふるさと”と呼びます。
「きらゆめ」は、10周年を迎え、次の20周年に向かって進みます。
私たちの祖先は、何もない土地に作物を植え、焼け跡に家を建てて、楽しい時と苦しい時を重ね、“ふるさと”をつくってきました。
2011年に起こった、東日本大震災、そして東京電力福島第一原子力発電所事故による被害は、多くの被害者を出し、
私たちに立ち直り難い試練を与えました。
天災・大事故を前に、私たちはあまりにも無力でした。
しかし、私たち庶民は、常に奪われ、何も無い場所からスタートし、辛酸を舐めながらも生活し、子どもを育て、“ふるさと”をつくり出してきました。
人類が生まれてから今に至るまで、この“活動”が途切れたことはないのです。
私たちの“ふるさと”づくりの取り組みは終わりません。
古今東西の仲間がそうしてきたように。
「きらゆめ」においでのお客様、参加NPOの皆さま、そして船橋市本町通り商店街の皆さまに、心より感謝を捧げます。
ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いいたします!
特定非営利活動法人コミュニティアート・ふなばし
下山浩一
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