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2012.04.14

「おしるこカフェ」@仙台・あすと長町。

門脇篤さんと今年1月から始めた仙台・あすと長町仮設住宅での「おしるこカフェ」が、4回目を迎えたので、ちょっと振り返りを。

これは、もともと「企画」とか「プロジェクト」なんて呼べるものではなく、2011年のクリスマスに、アートインクルージョンが主催したクリスマスイベントを視察に伺ったときに、なんとなく思いつきを口にしたことから始まったことなんです。

・仮設住宅の皆さんに、何か役立つことはできないか。
・自分たちのやりたいこととかは、ちょっと置いておいて、手弁当でやってみたい。
・震災や津波で被災された方々の力になりたいけれど、喪が明けていない方もいらっしゃるから、「お正月」っぽいのはダメだよね。

↑こんな会話を門脇さんとしたように思います。

というわけで、地味にかつ和やかに、みんなで楽しめる場として、「おしるこカフェ」(仮)を始めることになりました。
年末に言い出して、門脇さんがすぐに仮設住宅に行ってくださって、いきなり1月12日開始。
このスピード感も、なかなか気に入っています。

「おしるこカフェ」の設計について配慮したのは、以下の事柄です。
1)美味しくて、なおかつ健康に良いものを提供する。
2)子どもからお年寄りまでに親しみ深いメニューにする。
3)米どころ宮城という土地柄、お餅をフィーチャーする。
4)インスタント食品やレトルトは使わない。
5)いわゆる「慰問イベント」とは一線を画し、できるだけ「隙間」の多い場にする。
6)来場者をできるだけ「受身」にしない。

仮設住宅で暮らしている方々の食生活を考えると、食物繊維が足りないのでは?という点が気になります。よって、提供するメニューは「おしるこ」。
若い人の間ではアンコが嫌いな人もいるので、メニューについては、来場者の反応を見て修正することも考えました。
「お餅」は、仮設住宅の皆さまに、分かりやすく元気になってもらいたいというメッセージを含んでいるわけですが、これは狙いが当たったようです。今日の「おしるこカフェ」でも、「東北の人間は、餅が好きなんだよー」と、たくさんのお話を伺いました。
アズキからおしるこを作るなんて、生まれて初めて挑戦しましたが、これも好評でした。「うちのお祖母ちゃんが作ったのとおんなじ味だよ」と言っていただいた時には、胸が熱くなりました。いわゆる支援物資は、その性質上、インスタントやレトルトが多くなりますが、無骨ながらも手作りのおしるこは、ほっと和やかな時間を思い出していただくきっかけになれたようです。
「隙間」の多い場にするということは、重視した点です。
いらした方々が、その人らしく、表現とコミュニケーションを楽しんでいただきたい。
これは、コミュニティアート・ふなばしのプロジェクトに一貫してるものです。
足りないものは、みんなで考えればいい。
「間」があるからこそ、次のアクションが生まれる。
デザインされた「隙間」は、クリエイティブに非常に重要なものです。

とまあ、始めたこの「おしるこカフェ」ですが、「もう来なくていいよ」と言われるまで、続けようと思っています。

今日の「おしるこカフェ」で、皆さんと撮った写真ですが、珍しく可愛く写っている自分の姿にちょっとびっくりなシモヤマでした。

あすと長町仮設住宅の皆さま、アートインクルージョンの皆さま、そして門脇さん、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

20120414_2

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