「赤い糸」、不健全な欲望。
「赤い糸」の原作、携帯で読んでると、けっこう面白いです。
でも、進むに従って不愉快になってきた。
中学生の主人公が、セックスやドラッグに翻弄されるワケですが、書いてるのが大人だというのが、読んでて丸わかり。それが鼻につきます。
石田衣良が若者ぶって書いてても、オヤジセンス丸出しなIWGPみたい。
大人がコドモのふりして、インモラルなエロ話書いて喜んでいる。
分別のつかない本物のコドモが、勘違いしたらどうすんだ!?
大人は、年相応の、年期の入ったエロを追求すれば良いのに、この作者がそうしないのは、ひとえに作者のメンタリティが幼稚であるからに外ならない。
コドモのイメージを隠れみのに、大人ならば引き受けなければいけない障壁や義務だけを放棄して、小児的なエゴに引きこもった妄想を垂れ流すのは、弾圧されて良いと思います。
大人のセックスを描くならば、過去に書かれた膨大な恋愛小説、性愛小説、ポルノと勝負しなければならないので、非常にハードルが高い。
それを回避してるだけ、というのが不愉快でした。
さまざまな障害と戦い、いろんな義務をこなしながらパワーを溜め、それでも己を突き動かす欲望を解放するからこそ、大人のエロは素晴らしいのです!
そもそもこの作者、セックスの経験少なそう。
「セックスしました」というのも、中学生だからスキャンダラスでセンセーショナルだけど、大人がやったってそれがどーした?なわけです。
次は小学生がセックス&ドラッグな作品、その次は幼稚園児が・・・とやればヒット間違いなしですな。くだらん。
さらに書くと、小劇場演劇とかも、やたらと子どもっぽいキャラクターを登場させるのは、脚本家の、そして役者のメンタリティの成熟が遅滞しているせいだと思います。
「自分の過去」とか、「自分が経験したことがあること」だけを参照して、創作ができると思っている。
これってとってもつまらないと思いますー。
もっとも、現代において、年齢を重ねているからといって、「大人」かというとそんなことはないというあたりが、病の深いところでございますー。
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