
<画像:田中大介・ナンバーコンタクト>
アート記念日の新しいプロジェクト、「西川口プロジェクト」が素晴らしかったです。
http://nishikawaguchi.web.fc2.com/
西川口については、ウィキペディアによくまとめられているので、そちらをご覧ください。
「西川口プロジェクト」は、JR西川口駅周辺の空きスペースや営業中の店舗の一部を使った街なかのアート展です。
大槻ビル6階の丸山芳子さんのインスタレーション
・「ウェルカム」と「プロブレム」
・「グレイの海」
が非常に高いクオリティで感銘を受けました。
「ウェルカム」と「プロブレム」は、植物の種子が天井から吊られ、まさに床に置かれたプランターの土に落ちようとしています。
その姿は、新しい国に根を下ろそうとしている外国人の姿のようです。
口で「ウェルカム」というのは簡単ですが、実際に土に根を張った植物は、想像よりも大きく育ったり、強く根を張ったり、増殖したりと、問題=「プロブレム」を起こすことも、ままあります。
本物の植物の種子の存在感が、猛々しくもエロティックで強烈な印象を与える作品です。
「グレイの海」は、雑踏を歩く人々の姿が、転写された灰色のプラスティックボードによるインスタレーションです。
鑑賞者は、案内ボードにある「この中にテロリストの写真が3人含まれています。探してみてください。」というアナウンスに、自分自身の心をスキャンする羽目に追いやられます。
老若男女、子どもから大人まで、全員がテロリストに見えてきます。
2つのインスタレーションが設置された部屋からは、西川口の町を見通すことができて、その対比が、より大きな物語を浮かび上がらせます。
非常に優れたアーティストのパワーにより、「西川口プロジェクト」全体を体現している作品です。
西川口東口・合格通り商店会の展示は、ちょうど歩きやすい道幅の商店街の人懐こさと、そのまちにより深くアクセスする作品群のコンビネーションが、絶妙な取り合わせでした。
masuii R.D.Rで夜に行われたトークでは、陳 維錚Tan JuiChenさん、丸山芳子さんのアーティストトーク、そして僕のレクチャー。
2人のアーティストの興味深い作品解説と、僕の「誰にでも分かるコミュニティアート」 と題したレクチャーは、取り合わせが良かったようで、好評でした。
川口で「Between ECO & EGO」という展覧会を主催されているすごいアーティスト・丸山常生さんもいらしていたので、超緊張しましたが、「とても分かりやすかった」とお褒めをいただき、ほっと一安心(笑
増井さん、参加アーティストの皆さま、スタッフの皆さま、お疲れ様でした。
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