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2007.03.31

「女体カーニバル」その3。

Kaki_2

けっきょく、なんだかんだいってずるずると惹かれて3作品全制覇してしまいました。>「女体カーニバル」

ちなみに、よかった舞台は「えんげきのぺーじ」一行レビューでできるだけ書くようにしてるんですが、柿食う客を褒めるとやたらバッシングの投稿があるんですよね。何故か。
「お前、関係者だろ」とかも。何故か。
関係なんてないって。ちゃんとお金払って観てるっつーの。
わざわざ予定変えて、観たんすよ。この「サバンナの掟」も。むかつくー。

で、「サバンナの掟」は、サドのレズビアンである総理大臣と援助交際の女子高生の死闘というお話。
役者と役柄にあまり距離がないせいか、無理なく楽しめる。
静動両方の演技もグルーヴ感あって、よかったです。

正直いって、2週間近い長丁場なので、声とかボロボロなんじゃないかと思ってこわごわ劇場に向かったんですが、役者はむしろ良くなっていた。
この劇団、20代前半なわけですが、上手い。

七味まゆ味は、国会議員から、本作では総理大臣になっているわけですが、きちんとスケールアップされていたし。すごい。

玉置玲央は3作通して、非常に能力の高い俳優だということがよく分かったけど、本作では、その能力の表現がいいかげんパターン化しつつあるので、もっとちがった形での演技に驚きたいものです。

ホント全体的に役者は上手いんですよ。ここ。

ドラマの終わり方については、個人的にはあんあまし好きじゃないんだけど、全体的にとても楽しめました。

観客への対応なども、洗練されていて、余裕を感じさせる。公演ブログもしっかり毎日更新されている。疲れているだろうにねー。
演出・作品世界などが青いのは当たり前で別にいいわけですが、柿食う客のこの若さをしての成熟ぶりはちょっと脅威を感じます。

大仕事をこなした劇団の皆さま、おつかれさまでしたー。

明日の最終日は前売りは売り切れだそうですが、当日券が出るそうなんで、観といた方がいいですよ。

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2007.03.30

「関わりを解剖する二つの作品」。

「関わりを解剖する二つの作品」

手塚夏子振付作品。
会場は、門仲天井ホール。

日常の何気ない動きをトレースして、反復する「私的解剖実験4」の手法を使った2本立て。
「サンプル」出演・山縣太一は、スピーカーの声と会話しながら日常の動きをトレースし反復する。ダンサーは、さらに“天の声”による身体イメージの指示に従う。
正確に動きが反復される序盤も美しかったが、進行にしたがって、表層的につくろっている「外向きの自分」が消え生々しいからだが現れてくる展開はスリリングだった。
性的なモチーフはまったくないのだけれど、日常生活の鎧を脱いだ表情と身体は本当にエロかった。

「プライベートトレース」出演・手塚夏子→手法は基本的に山縣パートと同じながら、ダンサーの手と足1本1本が生命体のように見えてくる“寄生獣”なみの変化(へんげ)。すごい。人力SFX。
動きのサンプリングもとのお茶の間の会話のビデオが終盤で流されるが、この魔術的なパフォーマンスが私たちの生活から展開したのかと思うと、手塚夏子の一見アバンギャルドな仕事の普遍性がよくわかる。
非常に優れた作品でした。

ぜひ何回も再演してもらいたいですー。

帰り、武藤大祐さんとダンス話いろいろ。武藤さんは本当に博識かつ柔軟な感性の持ち主で、いつお話しても改めて尊敬させられる。

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2007.03.28

薄味な「エンジェルス・イン・アメリカ」。

すっごい意気込んで行ったんですが、なんかいまいちな「エンジェルス・イン・アメリカ」
DVDでリリースされたテレビ映画版が素晴らしかったというのもあるかも知れませんが、舞台は舞台なんだから、生の魅力で驚かせて欲しかった。
先に言っておくと、それぞれ2回休憩が入る3時間超の作品の2本立てをほとんど時間を感じさせずに見せきってしまう力量はすごいと思います。

が、
Ⅰ部「ミレニアム」の場面転換がブチブチとテンポが悪かったのと、ルイス役がイモ臭い&声が悪いのでぜんぜん感情移入できない。ロイ・コーンの若すぎる山本亨といい、キャスティングに難ありです。
あと、Ⅰ部の幕切れは最高に盛り上がるはずなのに、コントのようで唖然としてしまいました。知人は通し鑑賞を取りやめて、帰ってしまった。

Ⅱ部「ペレストロイカ」は、刺激的なビジュアルとテンポの良さでぐっと盛り返しました。
が、感動的なはずの台詞が決まらない・・・。
これは、役者の表現力不足だと思います。
演技のトレーニング、教養、文化的な蓄積が足りない。
そんなことは、翻訳ものをやる時点で分かっているわけだし、何よりtptの座付き演出家はアメリカ人なんだから、きちんとした答えを提示して欲しかった。

というわけで、なんか薄口でごまかされた「エンジェルス・イン・アメリカ」でございました。とほほー。

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エンジェルス3。

エンジェルス3。
第ニ部休憩二回目〜。

コーヒー補給。

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エンジェルス2。

エンジェルス2。
第一部終了〜☆
お腹減った。

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エンジェルス。

エンジェルス。
第一部休憩二回目…。

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2007.03.27

レイプとかする男は死刑でいいんじゃない?「ボーイズ・ドント・クライ」。

Boys 「ボーイズ・ドント・クライ」は、すごい映画だった。
実話を元にした、社会的な不正義を告発する内容ながら、映画として無駄のない演出、美しく心に迫る映像の一流のアートです。

性同一性障害の主人公をヒラリー・スワンクが演じているんだけど、この人物が決してイノセントではない。
“女優”だと思って見ていると、不細工で不愉快だし、じゅうぶん愚かで、万引きや小さな犯罪も犯してたりする。
しかしながら、圧倒的に愛しい。
ヒラリー・スワンクは、「ミリオンダラー・ベイビー」が凄かったですが、良い作品にしか出てませんねー。

本人の望みは非常に小さいもの。「普通の暮らし」だと思う。
それが奪われ続ける。主人公の恋人もまた、貧困クラスの白人で、まさにデッドエンドの生活の囚人。
“男性”だと思っていた“彼氏”の真実を知りその後の二人の心が通じ合うシーンはぐっときた。

この映画は、アメリカの貧困クラスの白人がマイノリティを迫害するいわゆる「ヘイトクライム」を描いています。
物質的・精神的貧困に追いやられている男たちもよく考えればかわいそうと言えなくもないのですが、自分の不遇を他者に対する暴力としてストレス解消しようとする愚は見ていて本当につらい。

ただ、レイプとかはまったく加害者に同情できない。レイプ犯はもっと重罪でいいんじゃないか?

マイノリティ(という言い方にはとても抵抗があるんですが・・・)、ヘイトクライムについてとてもよく分かるし、素晴らしい作品なので、オススメです。

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明日は「エンジェルス・イン・アメリカ」だ!うっほほーい。

Angels コミュニティアートに関するイメージとして、従来的ないわゆる「ハイアート」のお客から言われる「コミュニティアートは質が低い」というものがよくあります。
これは、じっさいにプロジェクト自体が練られていないものもありますが、コミュニティアートの楽しみ方が分からない人がいまだに多いということによるものもあると思います。
エジプトのピラミッドは、見た人すべてにいっさいの説明抜きに「すごい」と思わせますが、そういったスペクタクルなものはそもそも目指していないコミュニティアートが多いしね。

しかしながら、コミュニティアートは単なるアートの一分野だと僕は思っているんで、得体の知れないどこがアートかわからんようなこちらを試されるようなのも大好きですが、ハイアートも大好き。
ていうか、アートの潮流、最新のアート事情に疎いようでは、アートNPOとしては問題です。

明日は、この春演劇界の“事件”、「エンジェルス・イン・アメリカ」Ⅰ部・Ⅱ部一挙上演です!合計7時間のお芝居だっ!超楽しみ~。
会場のベニサンピットは寒そうだし、森下はご飯を食べる場所が少なかったり、スタバとかもないのが若干しんぱいですー。

tptのサイトの作品紹介で、こんな文章があり、ぞっとしました。

   「戦後」体制を捨てて「戦前」へと向かう「わたしたち」。

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2007.03.26

ワークインプログレス「Doctor~神の描いた設計図・アインシュタイン~」。

王子小劇場で、one on oneのオリジナルミュージカル「Doctor~神の描いた設計図・アインシュタイン~」ワークインプログレスを観る。
「ワークインプログレス」とは、one on oneのサイトでは“公開稽古”と説明していますが、完成前の作品を観客の前で上演してみて、その反応を作品に反映させるというもので、今回の場合プレビューの要素も兼ねているようでした。
王子小劇場に通ってますね。わたくし。

ともかく、曲がみな良い。
小劇場で、すぐ目の前で歌われるとそれだけで感激してしまいます。作・演出・音楽・出演を手がける主宰の浅井さやかさんはすごい才能だと思います。

観ていて気になったのは、アンケートにも書きましたが(そのための試演だもんね)
、役者のテンションにばらつきがあること。
それと、役者によって身体コントロールにムラがあること。

ほうほう堂オフニブロールのmm単位まで徹底したのコントロールを見慣れていると、舞台の上で役者の妙なカラダのくせを見せられると気になってしょうがないです。

でもこれって、ミュージカル業界ではそんなに問題じゃないんだろーか?

というわけで、本番が楽しみです。

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2007.03.25

「女体カーニバル」その2。

Kaki

にしすがも創造舎「これがぜんぶエイプリルフールだったなら、とナンシーは」を観て、即移動。

王子小劇場へ。

柿食う客「女体カーニバル」2本目「他人の不幸」を観る。
女体三部作の一作目にあたる作品だそうです。

「口だけの女」よりも、ストーリーテリングを重視していない、ライブっぽさが前面に出たパフォーマンスで、超くだらない&深みのないエピソードの連続ながら、不覚にも涙がにじんでしまう祝祭空間となってました。
パフォーマンスの完成度としては、今回の「他人の不幸」の方がずっと高い。
「口だけの女」「他人の不幸」の両方に登場するキャラもあったりして、だんだんと作品世界に飲み込まれる脅威を感じます(笑)。
これは、残る「サバンナの掟」も観るしかない。

これはきちんと評価すべきだと思うのですが、柿食う客の作品では、出演者が多い(20名以上)にもかかわらず、その全員をきちんと魅力的に見せているというのがすごいと思います。
役者を見せるということが、必ずしも演劇の第一の目的ではないというのはもちろん分かりますが、演劇作品を継続して上演していくのには重要なことだと思います。

前回の「口だけの女」はあんましおもしろくなかったので、パスしたアフタートーク(毎回やってるそうです)、残ってみました。
作・演出の中屋敷法仁と看板俳優の玉置玲央のお二人によるトークがまたとっても真面目でよかった。
作品の意図をきちんと言語化して伝えよう、観客の質問にきちんと答えようという姿勢が正確に伝わってくる。
形ばかりのアフタートークを行う公演が増えてきたが、なんか同じギョーカイのお友だちをテキトーに呼んで、ぐだぐだとくっだらない話をしているだけのものも多いなか、尊敬できます。お客からの質問がもっぱら玉置玲央の美しいカラダに集中していたのが笑ったが。「毛はどうしてるんですか?」とか。

柿食う客のファンクラブとか作るんだったら、入りますよ。僕は。

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「これがぜんぶエイプリルフールだったなら、とナンシーは」。

「これがぜんぶエイプリルフールだったなら、とナンシーは」

東京国際芸術祭2007の企画。
レバノンのアーティスト、ラビア・ムルエによるマルチメディアパフォーマンス。

30歳前後の俳優4人が、ソファーに腰掛けて、レバノンの人々の日常を一人称でひたすら何人分も語りついでいくという非常にシンプルな構成。
俳優は、最初から最後まで腰掛けたまんま。

背後には、レバノンの「殉教者」をたたえるポスターがひたすら投影されていく。

レバノンの街中では、戦争で死んだ人のポスターが作成されて、貼り出されるという。
無数のレバノン人の日常と死がひしめくレバノンの街が、単調な語りが続くことによってだんだんとたち現れてくる。
じわじわと襲い掛かってくる衝撃。

俳優がとても魅力的、洗練されたビジュアル、思い切った構成と、非常に質の高い作品でした。

外国と比べて日本を批判するというのは、無能な人間がすることだと思うわたくしですが、こういったポリティカルと表現としてのクオリティが高レベルで両立している舞台というのは、なかなか見られませんで。あ、ようするにこの作品が世界でもまれなクオリティであるということですな。単に。

おススメ。

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2007.03.24

off nibroll「public=un+public」。

BankART Stuidio NYK で、off nibroll「public=un+public」を観る。
今日は、船橋→佐倉→横浜ですー。

nibrollの本公演について、「矢内原美邦は男のシュミが悪い」と書きましたが、ごめんなさい。とっても良いです。今回は。
ショウは、矢内原美邦・Fu-Chin Changのそれぞれの振り付け作品+コラボレーション作品の3部構成。
矢内原作品は、山本圭祐KENTARO!!による男性デュオだったんですが、これがめっちゃ良かった!!!!!
山本圭祐は、動き・ボイスともに最高に切れのいいパフォーマンス、素晴らしい!
KENTARO!!は、非常に高い身体能力を紙一重のところで、抑制することによって、味わいが出ている。
この2人のパフォーマンスを間近で観ていると、非常にミクロな部分の振り付けまでもしっかりと目に飛び込んでくる。軽いトランス状態になってしまいます。
2面スクリーンに投影される映像以上に強烈なパフォーマンスがあってこそ、マルチメディアパフォーマンスが真の力を発揮するということが、よくわかる力作です。

台湾のアーティストの作品は、退屈だった。

3パート目の日本と台湾のアーティストによるコラボレーションのパートでは、矢内原美邦とKENTARO!!が絡むシーンがやばかった。
これまた非常に微細な部分までもが計算され尽くされたパフォーマンス。というか、汗ですべる手のひらの触覚までもが伝わってくるかんじ。

観終わって、多幸感で脳が充満いたしました。
3月31日まであるので、ぜひ観たほうが良いですよ。

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ミニさくら。

Shinbun

コミュニティアート・ふなばしの定例ミーティングのあと、ミニさくらに行く。
スタッフの八重樫さんとインターンの平田さんもいっしょ。

ミニさくらは、子どもあるいはまちづくり関係者なら知らない人はいない、2002年から開催されている
ミニミュンヘンの佐倉バージョン。

日本では、ミニミュンヘンを知らない人までが、ミニさくらを手本にして、あちこちでミニ○○を初めています。

今回は、中志津中央商店街の店舗とのコラボレーションでのお店が登場し、成熟を感じさせられます。

ミニさくらをずっと手伝っている蔵本さんによると、子どもたちの間では、ミニさくらは完璧に定着し、ミニさくら専用のお財布を持っている子とか、去年のミニさくらの通貨“モール”を大事に取ってあった子がいるそうです。
心が暖かくなるエピソードですよね。

写真は、ガリ版でつくる「新聞社」。

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2007.03.22

女体カーニバル。

Kaki_1

柿食う客「女体カーニバル」シリーズ、「口だけの女」を観る。

この企画は、再演3作品の同時上演という、若手劇団にしてはとても意欲的なものです。
とても可愛いフライヤーをかなりの数の公演に折り込んであったので、目にした方も多いと思います。

インパクトのある企画、目立つフライヤー、さらに3部作を全部見るとか、リピーターとかそれぞれに特典があつくという「ポイントカード」導入とか、これくらい意欲的な企画を単独劇団で打ててしまうというのはそれだけで尊敬に値します。

「口だけの女」は、3部作の2番目の作品という位置づけ。
裏風俗の話を、中学生の妄想なみの変態ネタを畳み掛ける脚本は、これまた若手にしては潔いと思います。
役者は皆気合の入った演技で観ていて気持ちよいし、演出もまぁまぁ。おススメです。
難点は、ヤクザの親分も、ホームレスも、警察署長も、みーんなピチピチしているということでしょう。
なんか高校演劇観てるみたい。

いつも思うのですが、劇団って、なんで同じ年齢の人でつくるんだろ?
ツルみたいのか、劇団したいのか、どっちなんじゃ?と聞きたくなる。
若手劇団は思い切って、年齢の離れた役者を客演に呼んでみれば、作品世界にもっとふくらみが出るのに。

とかいいつつ、他の作品も気になるので、なんとかもう1本くらいは見にいきたいところです。ポイントカード持って。

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2007.03.21

「アート記念日 -the border-」展ツアー&トーク。

Kaf

川口のmasuii R.D.R galleryで、「アート記念日 -the border-」展のオープニング企画のトークにゲストとしておじゃましてきました。

関連企画の川口アートツアーから、コミュニティアート・ふなばしの山浦くん、八重樫さん、大場くんと参加。

川口は、鋳物で栄えた街ですが、鋳物業が衰退してからは、高層マンションがにょきにょきと建ち、駅前でぐるっと見回すとちょっとすごい光景です。

増井さんのガイドのもと、奥田アート&クラフト→Kawaguchi Art Factory→川口市立アートギャラリー アトリアを回りました。
川口は、趣のある民家が多かったりと、まち歩きの見所も多いです。


「アート記念日 -the border-」展
は、相田ちひろさんによるタイ・日本の交流アートプロジェクトで、タイの3都市と日本の川口市で開催した子ども対象のワークショップ作品を、タイによくある藁葺き屋根の休憩小屋(?)に展示し、さらにワークショップの様子のビデオ、両国の子どもたちのインタビュー音声から構成されるインスタレーションです。
オープニングの今日は、プロデューサーである増井真理子さんとアーティスト・相田ちひろさんによる解説と、僕のトーク。さらにはタイ料理のパーティ付きという豪華な内容でした。
相田さんのプロジェクトは、子どもたちがタイの布・日本の手ぬぐいを各国の文字の形に切り取り、貼り付けた白布にさらに絵を描いた一種のキルトを藁葺き小屋に展示していくという構成なので、部分部分を見ているとやや分かりづらいのですが、小屋の中でくつろぎながら、ビデオをぼけーっと眺め、子どもたちの自己紹介の声(音声だけ、というのが味わいがあってよかったです)を聞いていると、タイと日本の子どもたちのが暮らす“空気”みたいなものがしみじみと伝わってきます。

070321_161300_1

僕の写真は・・・。なんか・・・ヘンですね。確かに。。。

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2007.03.20

下北沢。

下北沢。
天野天街のイリュージョンにトバされました〜%$@#

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2007.03.19

「はじめまして。」…。

某起業系NPOからまた宣伝メール。

いままでに20通近く貰っているけど、毎回「はじめまして」と書いてある。

…。

学生インターンをマニュアルを使って働かしているわけですが、いい加減不愉快です。
最近はmixiメッセージにまで来るようになり、不快度数10倍。

ネットワークだコラボレーションだと言うけど、相手の気持ちなど全く考えていないわけですな。>Eではじまる某団体

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2007.03.18

イキウメ公演「狂想のユニオン」。

えんげきのぺーじ「一行レビュー」は、最速の舞台評として、シアターゴーアーならとても重宝するコーナーです。
ぼくもこれを見て未見のカンパニーの公演に直行することもしばしば。ハズレ情報もすぐに出るので、ありがたいのです。
ただ、こうした影響力を「利用」しようとして“サクラ”とおぼしき絶賛が続けざまに書き込まれて、それを非難する書き込みがあったりという、もう一つのドラマもあったり(笑
おもしろいので、ぜひご覧くださいませ。

前に、「王子小劇場の公演は火曜日が楽日なんで他と重ならないので助かる」と書きましたが、土日祝日のソワレを設定してくれると、これまたハシゴする観客としてはとても助かるのです。
バラシがあるんで、公演最終日はソワレを設定できない事情も分かってはいますが、やってくれるととてもうれしい。

というわけで、日曜日ソワレにイキウメ公演「狂想のユニオン」があったので観てきました。
世田谷パブリックシアター「モバイル」とハシゴ。

が、頑張って見に行った甲斐がない、可もなく不可もない“中庸”な舞台でした。
新劇ならば「新劇」と明記していただきたい。
妙に雰囲気のあるフライヤーとか、面白そうな謳い文句とかもやめていただきたい。ジャケ買いでスカ引いた気分ですよ(自分が悪いんだけどね・・・分かってるだけにさらに腹が立つ)。
終演後、後ろの席の女性客が「なんかトランスみたいだったね」と言ってましたが、「トランスみたい」とか言われてていいんでしょーか。

毒にも薬にもならない。しかも“ウェルメイド”というほどでもないチュートハンパ。だったらせめてデートで誘えるような内容に作ればまだ実用価値もあるのでは。変な暗いハナシとかやめてさ。

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アジア現代演劇プロジェクト公演「モバイル」。

正式には、アジア現代演劇プロジェクト~コラボレーションとネットワークの未来~公演「モバイル」

シンガポールのカンパニー、ネセサリー・ステージが企画創作した、シンガポール、フィリピン、タイ、日本4カ国における作品<サイトより>

世田谷パブリックシアターの企画によって進められた多国間コラボレーションプロジェクトということです。

日本で子どもの認知を求めるタイ人セックスワーカー、シンガポールのフィリピン人メイド、フィリピンへ赴任した日本人会社員、官僚、NGO職員などなどの登場人物が直面する「移動」にともなうドラマ。

演じている側にとって、貴重な経験だったということは分かる。
けれど、資料に繰り返し強調されていた、実質演出家の上意下達で形式的に各国のアーティストを参加させているだけのプロジェクトとは違うという点については、正直実感できませんでした。
東南アジア各国でインタビューを行ったりとリサーチを重ねて脚本を練ったそうですが。

女性のレイプ・人工妊娠中絶・血の連帯(???)などを赤い布で表現していくあたりは「80年代フェミニズム演劇かっ!」とツッコミを入れたくなる工夫のなさ。
日本人夫婦が東南アジア旅行に行って子どもを誘拐され、その子どもが内臓をくりぬかれて麻薬を詰められて密輸に使われたとかいうどっかで聞いたことあるようなエピソードでの終わり方には、あきれた驚いた。東南アジアはマフィアと売春婦の巣窟かっ!登場人物のキャラの幅もどっかで聞いたようなステロタイプばかり。これってアジアべっ視では?

先日の「アジアダンス会議2007」で議論されたアジアにおける伝統と現在の内容に比べて、芸術的にも社会的にも数段劣る。これにダメ出しできないプロデューサーはダメでしょう。

この公演、チケット代金も3000円と破格に安い。
ということはよほど多くの予算が投入されているということですが、これだけ恵まれた環境でこんなものしか出来ないとは、アーティストのセレクトあたりからして、間違っているのでは。
知り合い関係でなあなあに決めたんじゃ・・・などとあらぬ疑いを持ってしまいますよ。これでは。

ポツドールチャリT企画があれだけ高品質の同時代的な作品を数多く送り出しているのになぁ。

もったいない。

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ご飯食べるヒマがない!

ミーティングが終わって、これからシアター・トラム。
その後、吉祥寺シアター、さらに体力があれば渋谷。

お金がないわけでもないのに飢えている人がここにいます…。

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2007.03.17

スロウライダー公演「Adam:ski」。

スロウライダー
オカルト・民俗学・ホモセクシャル・心理劇などなどから構成される非常に緻密で高いテンションのもとに演じられるホラー。
良かった・・・。

折口信夫をモデルにしていると思われる“先生”亡きあと、その自伝を出版しようとする弟子たちの物語。
暗転って、基本的に好きじゃないんですが、この「Adam:ski」の暗転は本当に怖かった・・・。

日下部そうは、きも怖いから弱いダメ人間まですごい幅のあるキャラを、怪演。
クロムモリブデンの板倉チヒロは華のある男前振りで光り輝いていた。

が、欲をいうと、登場人物を殺してしまうというのは、なんか高校生がつくったお話みたいでリアリティに欠ける。
本当に怖いのは死ぬことじゃないし。

個人的には「月の女王」の登場シーンが引きつけ起こすかと思うくらいに怖かった。

三鷹市芸術文化センターは、本当にセレクションの目が高い。ディレクターを尊敬いたします。はい。
三鷹というだけで遠く、さらに駅からのアクセスも悪いけれど、芸術性の高さで魅せられます。

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2007.03.15

AAF学校2007 第1回。

Aaf0315

AAF学校の第1回。
講師は加藤種男さん。

アートマネジメントの一般的なお話で締めるのかと思いきや、「とは言っても、極一部の人にしか理解できないアートもあるし、その素晴らしさを広く伝えたいとは思わない自分もいる」とかなりの本音トーク、面白かったです。

個人的には、マニアックでもポピュラーでもどっちでもいいけど、アーティストもオーディエンスもまだまだパワーが全然足りないと思います。

今の100倍くらいあっていいよね。

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2007.03.11

「検証―取手アートプロジェクト~TAP塾研究発表会~」。

全国でアートプロジェクトが盛り上がっています。
その中でももっとも成功しているものの一つが「取手アートプロジェクト」(略称:TAP)です。
1999年から、開催されているこのプロジェクトは、取手市、東京芸術大学とボランティアを中心としたチームによって運営されています。

TAPフォーラム2006Vol.2「検証―取手アートプロジェクト~TAP塾研究発表会~」が開催されるということで、行ってきました。
コミュニティアート・ふなばしからは、山浦、大場、八重樫、シモヤマ。

今回のフォーラムは、TAP運営の中心となっている「TAP塾」のメンバーによる研究発表が中心でした。

会場のカタクラショッピングセンターの5階はには、これまでのTAPの報告書・DVD、グッズなどがたくさん並べられていました。ちなみに、AANなどはすでにアーカイブづくりに取り組んでいますが、こういったアートプロジェクト・公演・展覧会などの資料は、現地に行かないと永遠に入手できないという性質のものが多いので、僕はけっこう片っ端から買いますー。

研究発表は全部で6つ。

・アーティストとスタッフの関係から見えてきたこと-“つなぎて”の在り方とは
・アートプロジェクトの原動力-ゲスト・プロデューサー制の功罪-
・地域におけるアートプロジェクト-地域住民やサポーターの視点から
・TAP2006事業収益可能部分(入場料)及び、無償提供部分(協力・ボランティア等)算出の試みとその考察
・TAPにおける児童画展
・人材育成を地域が担う-アートマネージャーの孵卵器としてのまち

発表はどれもとても興味深い内容でした。が、時間が短くトピック紹介で終わってしまった観が惜しい。
アートマネージャーの育成を謳うTAPなら、もう少しつっこんだ内容の発表を期待してしまう。
アートの現場は、ボランティア・インターンが生死を握るといっても過言ではないほど、スタッフのパワーが重要です。根気よく交渉したり、気が遠くなるほど時間のかかる作品製作のサポートをしたり、地味な事務作業をやったり。
こうした仕事が重要なのは前提として、学生のうちならば、アーティストを初めとする“いい大人”と共に時間を過ごし、人間的なふれあいの中で触発されるというのもいいし、同世代の仲間と喜怒哀楽を分け合うのも、けっしてお金では買えない楽しさです。僕もやってきました。

ただ、アートマネジメントを仕事にしようと考えているのならば、いちスタッフとは次元の違うものの見方、仕事の仕方があるわけなので、入門編からどのようにステップアップのプロセスを作っていくか、というのが人材育成プログラムなわけです。
「ボランティアが頑張っている」というのは、どのアートプロジェクトでも同じですが、TAPが成功している要因である取手市・東京芸大についての言及がなかったのが気になりました。
取手市・東京芸大との交渉、市・大学側のビジョン、協賛企業の反応、国の補助金を受けるに当たっての整備などなど、高度な判断が要求される部分について、TAP塾の皆さんがどの程度コミットできたのか。コミットは難しいのは分かるのでせめて情報が共有されているのか。

と、初歩的な仕事から高度な判断や交渉を伴う仕事へのステップアップが見えるともっと面白かったように思います。
TAPはNPO法人化などは考えていないようですが、現場から育った自前のリーダーを有するオーガニゼーションがTAPにできれば理想的な状態ではないかと思いました。どうでしょうか?

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2007.03.10

「サタデーナイトホストクラブ」。

本日3本目。

正式名称は、「フリフリ・プロジェクト」でお世話になった、三浦宏之さんのカンパニー・M-laboratoryによる、セッションリンゴ企画 Mラボサタデーナイトホストクラブ最終夜「自転車操業」。

M-laboratoryのメンバーに、上村なおか、関口満紀枝、岩男雅美ら女性陣をゲストに迎えた、“ホストクラブ”という趣向の公演。
ピアノとバイオリンの生演奏付。ドリフかと思うようなベタなギャグ満載の、遊びなれた人向けのお洒落なオムニバスショウでした。

ダンス+ギャグということで、某学生服集団みたいになったらヤだなと一抹の不安も覚えつつも、笠井瑞丈さんをフィーチャーしたデュオのパートは酔わされます。重力とか時間を忘れさせられるダンス。

「イスホスト」というネタもしょーもなくてでも笑える。

が、どんなギャグよりもステキなダンスよりも何よりも、オーラスでの三浦さんの壊れっぷりがいちばんダンス的で驚かされたのでございました。さすが。

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津田記念日公演「骨さえも」。

本日の2本目。

冨士原直哉さんが脚本を担当される、津田記念日の公演。
アイピット目白、入り口がわかりにくい。というか開けにくい。

良い脚本・良い役者・良い演出家、これらが相乗効果となって、得体の知れないポジティブな“何か”が舞台に出現していた。

母親の急死、葬儀にまつわるドラマは、現代の若者がおそらく苦手とする「葬儀」という普遍的な儀式から、現代に生きる人間の生のありかたを鮮やかに描きだす。

長女を演じていた中塚未乃、長男の高橋裕太、次女・中村まゆ、長男の彼女・松本美咲といずれも好演。
過剰な演技の部分が全体から浮いていたのと、もう少し短くまとめて欲しかったのを除けば、お芝居を観る楽しみが堪能できる作品でした。

奇をてらったつくりをしていないので、いわゆる“売り”に欠けるとは思いますが、優れたカンパニーだと思うので、雑音に惑わされずにがんばって欲しいですー。

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COLLOL公演「きみをあらいながせ」。

今日は、3本はしご。

田口アヤコさんからお誘いをいただいたのと、行く予定だった「アクセスアーツ・フォーラム」に行くほど元気がなかったので、王子小劇場へ。

しっかし、北区の人は王子小劇場にどれほど感謝しているのだろうか?
こんなごみごみして小汚くて取り柄のない街に通っているのは、ひとえに王子小劇場がここならではの高品質な演劇をかけているからだよ。

「王子」という地名がどれほど肯定的な響きで、アート関係者の耳に入っているか。北区の政治家・役人よりよほど王子に貢献しているよ。北区の区長の名前は知らないけれど、北区の劇場の名前なら言える。
王子小劇場に愛想をつかされないうちに、年に1000万円くらいでいいから、補助金でも出すべきです。
これで北区のイメージが良くなるならば、安いもんだ。

と、脱線しましたが、今回の「きみをあらいながせ」、役者が良い。美術が良い。音響が良い。衣装が良い。総合芸術たる演劇作品として、構成要素のそれぞれが高レベルにそろっているものも珍しいというものでした。
冒頭など、魅力的な役者が歩き・語り・動く、それだけで頬が緩む、演劇ならではの快楽に満ちていました。
ただ、作品全体を通しては、各構成要素が非常に高品質なもののその「足し算」を上回るトータルな意味で、心を揺さぶられるミラクルは結局なかったように思います。
外界に向けて放射してくるパワーに欠けるというか。なんか内向き。

これは、ひょっとしてアーティストだけの問題ではなくて、付加的要素のいわゆるプロデュースワークの問題ではないかと。

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2007.03.08

講師やりますー。

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「AAF学校2007」のご案内ですー。

僕は5月17日(木)、「アートプロジェクトの評価」の回の担当です。

続きを読む "講師やりますー。"

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お願いなんですが…。

2月とか3月にイベントするのはやめて貰えませんでしょうか…。

助成金を受けてやってるプロジェクトが、年度末ぎりぎりにやるせいで、週末はいくつもの公演・フォーラム・イベントが重なってます。
お世話になっている人にお誘いをいただくので、一日いくつもハシゴ。それでもブッキングできなくて不義理してます。ううう。つらいんですよこっちも。

というわけなので、どうしても今月じゃなければならないもの以外は、他の月にして欲しいのですー。

こうした点で、王子小劇場は火曜日が楽日の公演が多かったりで、さすがだと思います。劇場の退出時間の問題があるとは思いますが、開演時間を思い切って夜10時くらいに遅くしてみるとか、もっとバリエーションがあって良いのではないでしょうか?

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2007.03.07

セミナー:公立文化施設における政策評価のあり方を考える。

Hyouka

「東京芸術見本市2007」
の本編は見られなかったので、一番重要と思われるセミナーだけなんとか出席。
地域創造主催のプログラム「公立文化施設における政策評価のあり方を考える」は、なななんと、ぎゅうぎゅう。申し込みが殺到して早々と満員御礼で当日はキャンセル待ちの列ができていました。
で、写真のような状態でしたー。

コーディネーター:
吉本光宏[株式会社ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室長]
パネリスト:
小幡 誠[魚沼市文化振興課長]
中川幾郎[帝塚山大学大学院法政策研究科教授]
平田オリザ[劇作家・演出家・キラリ☆ふじみ芸術監督・大阪大学教授]

先日、吉本さんにお会いしたときに、「セミナーいきますよ」と言ったら、「うーん。みんな評価評価って言うんだけど・・・」と言葉を濁されていた理由がよーく分かる、素晴らしい内容かつ濃密な2時間でした。

結論を言うと、中川幾郎さんが繰り返していたように、「明確なミッション、そしてミッションの達成に向けての大いなる努力がなければ評価はありえない」というものにつきるでしょう。

指定管理者の導入あたりから、公共施設の経費削減のみが突出して語られ、稼働率等数値化できる物差しばかりの“評価”が暴走している観があります。

芸術的な価値等、数値化が困難な価値をどのように市民に伝えるか。
アートに携わる人間が考えなければならないのです。

ちなみに、会場で配布された、地域創造が作っている公共ホールの評価指標は、創造活動に取り組む人をバックアップするとても優れものな内容なので、完成する年度末が楽しみです。

しっかし、講師の皆さまのお話はどれも目からウロコの素晴らしさだったんだけど、これを聞いた行政の人、さらには文化芸術担当にもかかわらずこうした場所で勉強もしない行政の人に、この優れた取り組みが届かないことが容易に予想されるので、非常にはがゆい。
公共文化施設の評価以前に、自治体の取り組み自体、行政担当者の取り組み自体が評価されないとダメですな。

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2007.03.05

ポツドール「激情」。※加筆しました。

舞台を観るのは僕にとって半分お仕事なわけですが、ポツドールの公演はいち演劇ファンとして超楽しみです。

今回の「激情」は再演、しかも本多劇場ということで、テイストが変わったらやだな、など思いつつSEの岡村靖幸を聞いておりました。

今もっとも注目の劇団だけあって、チラシ束は「25ansかっ!」と言いたくなるほどの厚さ。2cmくらいありました。

*

うーん。
この作品、ポツドール特有の非常に繊細で高度な表現と、とても拙い表現がモザイクのように並べられてて、ちょっととまどう…。
ポツドールの作品群としてはどのように位置付けられるものなのでしょう。

田舎のどうしようもない人々のヒリヒリする傷付けあいは素晴らしい。告白シーンなどの密度も体温が伝わってくるようです。
ナイフですぱっと切り落としたような幕切れには唖然とさせられました。拍手がない異常な空間に放り出されます。

が、劇場のキャパからすれば仕方ないのは分かりますが、現代口語体つぶやき台詞を拾うために仕掛けられたマイクの使い方は練られているとはいいがたい。
修羅場のシーンのリアリティのなさは、ポツドールらしくない。前作「恋の渦」の事件らしい事件もおきないだらだらとした日常を描きつつ完成されたパフォーマンスを見ていると、物足りない。

というかんじですが、トータルな体験としては、2時間半がとても短く感じる優良なパフォーマンスとしか言いようがない。

演劇史が音を立てながら創られていく場に立ち会う醍醐味を味わいたければ、ポツドールを観ると良いと思います。

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2007.03.03

「トヨタ・アートマネジメントフォーラム2007」。

宮崎刀史紀さんによる、アートマネジメント史ともいえる「アートマネジメントをひもとけば」から始まった、「トヨタ・アートマネジメントフォーラム2007」
応募数が多すぎて、関係者も入れない人が出たそうです。盛況。
アートマネジメント界のプレイヤーは皆来ている、という観です。

僕は、分科会CとDに出ました。

分科会C「いま、教育現場に必要なアートとは?――アーティスト・イン・スクールのこれまでとこれから」は、NPO法人S-AIR、STスポット横浜、アートサポートふくおか、NPO法人芸術家と子どもたち 、NPO法人前島アートセンター、そして子どもとアーティストの出会いによるリポート中心でした。
アーティストによる学校での活動というワンテーマのセッションなので、各団体のプレゼンは大幅に省略して、違いが際立つ説明や、成果、新しい課題について時間を割けば・・・とも思いましたが、何せ時間が90分!
この枠でこの内容を捌いた司会の井手上春香さんはすごいですー。

分科会D「アートNPO的!?経営戦略――大阪・フェスティバルゲートをケーススタディに」は、先週大阪で開催された、「全国アートNPOフォーラムinフェスゲ!」と連動した内容でした。
フェスティバルゲートに現在入居しているアートNPOの地域活動の紹介に多くの時間が割かれ、この内容がとても良かった。
フェスティバルゲートがある地域は、あいりん地区に隣接するなど、大阪においても地域課題がディープで複雑な土地。
その地でのコンテンポラリーダンスのプロジェクトなどは、見事のひとことに尽きます。
NPO法人 COCOROOM就労支援カフェなどのプロジェクトも素晴らしい。
世界に誇るクオリティのコミュニティアートです。
この地に激しく興味が出てきました!

最後の総合セッション「なぜ、いまアートなの?――アートの力、アートの社会的価値を考える」は、
パネリストが各分科会のミニリポートに対してツッコミを入れるというもので、いちばんエキサイティングでした。
というのも、そのパネリストが・・・

北川 フラム(アートディレクター/アートフロントギャラリー主宰)
椿 昇(アーティスト/京都造形芸術大学空間演出デザイン学科教授)
上山 信一(慶應義塾大学教授)

・・・。

モデレーターは熊倉純子さん。

生きた心地がしないとはこのことです。

終了後の交流会では、STスポット横浜の曽田さんに、mixiのアートマネジメント・コミュニティの仕切りについて、お褒めの言葉をいただき、ひじょうにうれしかった。見ててくれる人はやはりいらしゃるのね。ううう。

フォーラムの準備に携わった皆さま、お疲れ様でした。

演劇やダンスはよく「消えもの」と言います。しかし、「トヨタ・アートマネジメント講座」の10年間の取り組みが今回のフォーラムの百花繚乱な状況を創り出したのを見ると、優れた活動は「消えない」と断言できます。ホント。

来週は、「東京芸術見本市2007」があったりで予定がぎっちりですよ。
津田記念日はぜったい行きたい。ティアラこうとうのバレエダンサーにコンテンポラリーダンスの振付家が振付ける公演も行かないと。あ、ポツドールも来週です。うーむ。

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2007.03.02

ニブロール「no direction」

ニブロールの新作「no direction」、すごい良かった。

ニブロールの隙間の多い作風は、失敗した時はタイクツで目も当てられない。
オフ・ニブロールは最高にかっこいい。
矢内原美邦のソロは、矢内原美邦以外の出演者が「下僕」にしか見えなくて、こなれてなさが見ていられなかった。。

今回は、パナソニックセンター東京 有明スタジオというバブル時代を彷彿させる会場でのマルチメディア・パフォーマンス。
最初は、パフォーマーの台詞がただ五月蝿いだけ、華のないパフォーマンス、映像のピントがぼけてる、PAの質が悪くて耳障り・・・とネガティブな要素ばかりが目に付き、藤瀬のりこのとことん力強いダンスだけを見てました。
今回の藤瀬さんは、すごかった。
見たことがないジャンルのダンスを恵まれた体躯でがんがんと踊り、広大なスタジオなのに、ダンスが目に飛び込んでくる。

後半に来るにしたがって、調整したのか、PAの調子もよくなり、音像がシャープになってきた。
映像は最後までダメでしたが。
わき道に逸れますが、今の観客は目も耳も肥えているので、舞台関係者はもっと「音質」「画質」に注意を払うべきだと思います。

会場からパフォーマーが消え、アニメーションで2人のダンサーが踊っているシーン以降、ぐっと舞台の質が変わりました。

空間・映像・パフォーマンスが一体となって一つの生命体のように動いていた・・・。

矢内原さんも注意して見ていないとどこにいるか分からないくらい、パフォーマー集団と不可分になっていた。
これはすごい。

前半のつまらなさが帳消しになるシーンでした。すばらしかった。

しかし、今回も思いましたが、矢内原美邦は、男のシュミが悪い。

終演後、ロマンチカの横町慶子さんに遭遇!すごい久しぶりでしたが、以前に増して美しくなっていて、焦った・・・。野宮麻貴リサイタルの振り付け最中だそうですー。

藤瀬のりこさんも、パフォーマンスの時の超こわいメイクを落とすと、美しい・・・。稽古ばなしなどいろいろ伺い、そのうちまた何かやれそうな予感。

美人尽くし。

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