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2006.01.31

RAM RIDER@月見ル君想フ。

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コムケア運営委員会をサボって(ごめんなさい!)、RAM RIDERのライブ。
青山の月見ル君想フは、アットホームないい感じのライブハウスです。そういえば、SMRYTRPSやタカツキもここでしたねー。
チケットは完売。

いきなし「MUSIC」からはじまり、いきなし盛り上がる。歌下手だなー、と思いつつも、それが別にマイナスじゃないところが、この人の味だと思う。
バンドは、ギター・ベース・ドラム・VJで、けっこうバンド寄りの音でした。

メガネ男子萌え~、な女子にはたまらんだろうな、な文化系王子様は、なにげに最近空いてたポスト?と思わされる正統派ぶりです。

正直いって、ライブアーティストとしての力量はまだまだだと思ってしまいましたが、アンコールで1コーラス丸々リズムレスでやった「SWEET DANCE」の迫力が最初から出せればすごいことになるのでは。

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2006.01.29

コミュニティアート実践講座、1日目。

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コミュニティアート実践講座「コミュニティアートのつくりかた」1日目。

ポタライブ主宰の脚本家・演出家の岸井大輔さんによる「まちの声を聴く」と、僕の「コミュニティアートのつくりかた」の2本立て。
岸井さんのレクチャーは素晴らしかった。ポタライブのビデオを使いながら、街なかで上演される演劇について、個々の事例を引きながら分かりやすく解説し、さらには実際に街なかに出てのミニワークショップも織り交ぜて充実の120分。
会場のst@r Jは、船橋のランドマーク「西向き地蔵」のすぐそばなので、皆が外に出たところで、お散歩サークルの集団と出会い、なんか出来すぎ(笑
「人が街で生きるということ」なんてコトにまで思いを馳せてしまう、質の高い時間でした。

僕のパートは、コミュニティアートの総論を、室町時代の「花の下連歌」を題材にお話しし、現在のコミュニティアート・市民参加型アートプロジェクトの状況をお話しし、さらには「課題発見のワーク」を取り入れ、これまた「コミュニティアートのつくりかた」というお題そのまんまの参加型プログラムになりました。

今後の展開がタノシミです。

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2006.01.28

「船橋まち歩きマイスター」養成講座、第1回。

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「船橋まち歩きマイスター」養成講座、第1回
“若い子がたくさん集まってるNPO”というパブリックイメージな、コミュニティアート・ふなばしとしては、初めての「大人向け企画」ということで、かなり気合を入れて臨んだ連続講座は、熱い参加者の皆さまと充実した時間になりました。

第1回講師の郷土史研究家・綿貫啓一さんは、船橋の歴史では右に出るものがないというオーソリティ。
朴訥とした語り口がどんどんヒートアップし、膨大な知識の津波に飲み込まれるような感じでした(笑
なんと、縄文時代から第2次世界大戦後までを一気に90分で語るという離れ業。
このレクチャーを受けただけでも、立派な船橋通です。

今回の講座は、まち歩きガイドのボランティアを育成することが目的なので、講義の最後には、受講者全員がそれぞれ、内容を15秒にまとめてお話しするという時間があります。
これがすばらしかったです。
語る人それぞれの“味”は、大人ならでは。
初回にして、連続講座の成功を確信した瞬間でしたっ。

「船橋まち歩きマイスター」養成講座は、連続講座ですが、単発参加もお受けしています。
くわしくは、http://www.communityart.netをご覧ください。

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2006.01.26

三浦大知?

miuradaichi再デビュー、とても期待していたんだけど、出すシングルがことごとく?、な三浦大知。
アルバム先行シングル「No Limit featuring 宇多丸(from RHYMESTER)」も、もう少し違ったやりかたがあるんじゃ・・・。
アルバムもライナーノートがわざわざ付いているんですが、内容がかなり?

プロデューサーがしっかりしていない感じ。ていうかダサイ。
力があるヴォーカリストなんだから、それに見合ったプロデューサーを付けてあげて欲しいです。
「三浦大知利権」とかあるんだろうな、きっと。
リミックスアルバムを出して、それを機に、この状況を脱却してほしいものです。

ハウスmixとか、クセのあるラッパーと絡んで欲しいですー。

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2006.01.25

デタラメを言うな。

「子どもや若者がすぐキれるのは・・・」という表現をよく見かける。
書いた人にとっては、「・・・」の先の方が大事なんだろうけど、デタラメなことを書かれて名誉を傷つけられる「子どもや若者」の不利益を考えていないという点で、非常に不愉快だし、犯罪的な行為だと思う。デタラメを言うな。

「差別発言はさりげなく語られる」「差別発言は冗談のオブラートをかぶって語られる」というのは、セオリーです。

じっさい、駅で係員に暴力行為を働くのは圧倒的に50代が多いというのが公表されたばかりなのに、「50代がよくキれるのは・・・」と言われることはない。

突発的な暴力をはたらくのは、年齢ではなく、「生育環境」であり、「その人が所属しているクラスに影響を受けている」というのが、街中生きていての生活感覚です。

一昔前、「ゲーム脳」とか騒いでいた人たちは、「脳トレ」とかなんていって説明するのだろう。

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2006.01.24

毎日新聞に載りました。

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「船橋まち歩きマイスター」養成講座が、毎日新聞の千葉版に大きく掲載されました。感謝。

問い合わせが多いですが、残席はまだあります。

お早めにどうぞ!



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2006.01.22

千葉県NPO活動発表会in西地域。

今日は、千葉県NPO活動発表会in西地域。

推薦によってエントリーされた団体は、以下の通り。

NPO法人 こぱてぃ-子ども参画イニシアティブ(松戸市)
NPO法人 コミュニティアート・ふなばし(船橋市)
NPO法人 セカンドスペース(市川市)
NPO法人 せっけんの街(柏市)
手賀沼トラスト(我孫子市)
NPO法人 はなまる(松戸市)

各5分のミニプレゼン+45分×2本のラウンドテーブルの後、もっとも「スゴ技」のNPOを来場者の投票によって選ぶ、というスタイル。
さすがにどの団体もすばらしい活動内容でした。

投票の結果、第1位となったのは、NPO法人こぱてぃ-子ども参画イニシアティブ。

うれしい。
10代20代が中心となって、子どものさまざまな活動を支援しているNPOで、さらにマネジメントも独特のメソッドを持っている、すばらしいNPOだと思います。
非常に優れた友人が晴れて1位になってこれほどうれしいことはありません。

実行委員長の山本佳美さんのスピーチもすばらしかったし、コミュニティアート・ふなばしの代表を務めた山浦彬仁くんのプレゼンも感動的だったし、「実り」を実感する1日でした。

ああ、幸せ。

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2006.01.21

「文化芸術フォーラム」→荻生徂徠?

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起きたら雪。

今日は千葉県主催の「文化芸術フォーラム」。
今まで、芸団協オンリーで開催していた催しだった(というのもすごいと思う)を、一般公開し、パネリストとして、アートNPOを招くという「画期的な」展開だったそうです。

小説家の北原亞以子さんの講演の後のパネルトークの出演者は、

・荒石かつえさん(船橋民話をきく会会長)
・大川義行さん(劇団ルネッサンス代表)
・服部驍さん(習志野フィルハーモニー交響楽団事務局長)
・下山浩一(特定非営利活動法人コミュニティアート・ふなばし理事長)

というのを見れば、どれだけわたくしがけなげに頑張ったかを察していただけますでしょーか。

コーディネイターの文化振興課の小倉課長さんが、本当に博識で進行が上手く、楽しくお話しをさせていただくことができましたが、「実演者団体」の層の厚さと、アートNPOとの距離に、あらためて愕然としました。
まだまだやることはたくさんありますねー。

北原亞以子さんの講演のテーマは「幕末」。
平田篤胤の国学の話が出てきて、興味深かった。
江戸幕府の下では、「反体制思想」であった「霊の御柱」が、ペリー来航のショックで急にもてはやされるようになったという、ばかばかしい話は、今の“ぷちナショナリズム”な人々にふさわしいんだけど、要は「いろんなこと考えたくない」人であるあの人たちにはまったく無効。
自由に耐えられない人々に、「正確な知識」などはは効かないとしたら、どうしらいいのでしょうか?
考えると恐くなります。

荻生徂徠?

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2006.01.19

池に落ちた犬は、叩け。

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殺人鬼ヒロヒトの子孫をいまだに「様」づけで呼んでる私たちとしては、ライブドアの事件程度べつによくある企業不祥事の一つにしか見えません。相対的に見て、そんなたいしたことじゃないでしょ。新聞の見出しの大きさが、あなたのこころを決定しているわけ?

彼のことは、まったく好きになれないけど。

が、間違いなく言えるのは、今堀江社長を悪く言ってしたり顔になってる人は、愚鈍ですね。
「池に落ちた犬は、叩け」?
恥を知れ。

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2006.01.16

恐怖新聞2006。

コミュニティアート・ふなばしの事業に関する外部とのやり取りは、メールがほとんど。
当たり前ですが、スタッフが出すメール、お返事としていただくメールは、全員にBCCでも送り、返信は転送されます。

そう!私あてに出したあなたのメールは、コミュニティアート・ふなばしのスタッフ全員が見てるんですよ!!

ウチは自慢じゃありませんが、NPO界の鹿鳴館。
コミュニティアート・ふなばしに入った評判は、各大学、高校、行政、NPO、企業に伝わります。
良い評判も悪い評判も。

何が言いたいかというと、今日非常識なメールを寄こした某行政職員さん、メールを出すときは、他の人に見てもらってから出したほうが良いんじゃありませんか・・・?(IT社会のじょうしき)

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2006.01.15

「ちばNPOユースフォーラム」サロンinつくば。

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筑波にて、「ちばNPOユースフォーラム」のサロンinつくば。
つくばの大学生を中心にした元気なNPO、VOICE OF TSUKUBA(VOT)とのコラボ企画です。

特定非営利活動法人こぱてぃ-子ども参画イニシアティブの理事長で、「ちばNPOユースフォーラム2006」実行委員長の小熊さん、VOT事務局長の奈良さん、そして僕、のトークセッション「若者分断の危機」から、ワークショップ、懇親会まで、楽しく充実した6時間でした。

小熊さんは以前からすばらしい人だと目を付けていたのですが、こぱてぃのシタタカな活動&正確な洞察力に、惚れ直しました。もう愛しているといっても過言でありませんよ。

「ちばNPOユースフォーラム2006」事務局長の遠藤さん、VOT・こぱてぃの元気な皆さまとだんだんと関わる人のキャラも立ってきて、なにか起こりそうなワクワク感が高まる、ステキな日となりました。
VOTの皆さま、お疲れ様でした!

今週末は、歌舞伎町→市川→筑波、と各地のまちづくり&コミュニティ活動のハシゴで、なかなか凄かった。濃かった。

帰ってから、助成金の書類を仕上げ、投函。疲れた・・・。

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2006.01.14

第6回「いちかわ・ユニバーシティ・フォーラム」。

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千葉商科大学の地域連携プログラム、第6回「いちかわ・ユニバーシティ・フォーラム」に参加してきました。
毎年お招きいただいていたいわゆるパネルディスカッション形式からガラリと変わり、市川駅前に集合し、グループに分かれて、千葉商科大学までを、個性的な市川のお店を訪れながら歩くという、斬新な内容でした。

寒い。しかも豪雨。そんな中、「まち歩き」なんて言われても・・・。というかんじだったんですが、最高に楽しかったです!
大門通りのスペイン料理のお店では、みんなでワインを飲み、手づくりパンのお店では超おいしいピタサンドを食べ、肉屋ではコロッケ買い食い。雨の日ならではの楽しいお散歩になりました。
こぱてぃ-子ども参画イニシアティブの大塚さんと一緒のグループだったのも楽しかった一因ですね。千葉商科大のいろいろなプロジェクトについてお話しを伺えました。

大学に着いての、総合ディスカッション→懇親会も出た後は、船橋に戻り、夜9時から山本さんと助成金申請の作戦会議。
僕が作った企画書にダメだしをしてもらう。
あいまいな表現を削り、事業の狙いを分かりやすいことばに練り直す。
コミュニティアート・ふなばしは、助成金を受けるのが得意なNPOと言われますが、水面下で努力してるんですよー。

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歌舞伎町。

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夜、新宿。

CET2005でお世話になった、アフタヌーンソサイエティの橘昌邦さんからのご招待で、歌舞伎町の風林会館で開かれている、まちづくりプロジェクト新年会に遊びに行く。
もとキャバレーだった空間は圧巻。
歌舞伎町ルネッサンスは、都市型のまちづくりとして注目ですー。
歌舞伎町は、大学生のころ、ふらふらと遊んでいた大切な思い出の場所です。

歌舞伎町LOVE。

野本かりあバージョンの「東京は夜の七時」、すごいイイ。
名曲を今日の歌として再構築していてすばらしいのと、ゼンゼン期待していなかった野本かりあの歌が、生々しい。迫力がある。

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2006.01.09

「ゲルマニウムの夜」。

geruma2 午前、上野。
本番前の岸井さんと、「船橋まち歩きマイスター」養成講座とコミュニティアート実践講座の打ち合わせ。
「ポタライブ」では昨年もお世話になりましたが、岸井さんのヴィジョンはいつも正確で、お話を聞いているととても勉強になります。はい。
コミュニティアート・ふなばしは、「アサヒ・アート・フェスティバル2006」に参加が内定していますが、こちらもでも力を貸していただく予定。

国立博物館敷地内、一角座。「ゲルマニウムの夜」を観る。
花村萬月は、無頼っぽいイメージの割りに、小説はチャイルディッシュ。人物描写が底が浅くて「いい大人が読むものではない」というのが僕の評価です。
が、ポスターがとても印象的だったのと、国立博物館内に立てた専用の劇場で6ヶ月以上のロングランという上映形態がとても気になって、観てきました。

「背徳」「暴力」とか表現される作品ですが、まず第1印象は、「新井浩文のプロモーションビデオみたい」。
それほど、新井浩文の魅力オンパレード。スクリーン栄えする良い役者さんです。
notイケメンのブサイク系。死んだ魚のような目が素晴らしい。

神だとか罪だとかの問答のくだりは、湿った日本の風土でペラペラやられてもぜんぜんリアリティ無し。
「ミリオンダラー・ベイビー」なんかをよく見て勉強して欲しい。

暴力シーンやエロシーンが多いんですが、全体的な印象はとてもさわやか。
豚・鶏・牛・犬といったケダモノが出てくるシーンが多くて、しかも存在感があるので、人獣mixの世界が甦った感じです。
清濁に目配りしつつ、風俗的なアイテムを丁寧に排除し、新しくかつ普遍的なトーンの青春映画です。
「混沌を生きる生々しいパワー」がテーマだと思いました。

DVDが出たら買うと思います。

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徒党を組むのが嫌い。

なのは、集団になると人間1人1人の感受性が低下するように思うからです。
自分の友だちは気遣うが、他人には無関心。
そんな人に往来を歩いて欲しくないし、自分もそうなるのはイヤ。

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2006.01.05

「新卒ゼロ社会」、の外側はどうなってるの?

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「貧乏クジ世代」香山リカ著が、期待したよりもつまらなかった。
タイトルは良いと思います。しかし、中身が薄い。香山さんには「多重化するリアル」という傑作があるわけですが、エッセイの切れ味が鈍る一方なのでは・・・。

「新卒ゼロ社会」岩間夏樹著が、期待していなかった割にとてもオモシロかった。
高度経済成長期以前の「集団就職」から「サラリーマン無責任時代」までを手際よくまとめ、会社が「生活共同体」となった、団塊→バブル世代までを過去の世代として明確化してあり、とても分かりやすい。いわゆる「日本型雇用慣行」が出てくるプロセス。「若い根っこの会」まで出てきたのには驚いたけど、著者の目端の利き方は素晴らしいです。ちなみに、この辺は、映画「ALWAYS-三丁目の夕日」を見ておくと、感覚的に理解しやすいです。映画の舞台がもろに1958年の東京なんで。

定点観測としての新入社員アンケートを使っての団塊ジュニア以降のメンタリティが、彼ら/彼女らの立場に立って分かりやすく説明してある点も、とても好感が持てる。
若者をエイリアンのように書いてあるクズ本を読むと、思いやりの無さに「お前の共感の欠如の方がよっぽど社会問題だ」といいたくなる。

そしてこの本がもっとも特徴的なのは、いわゆる“就職”しない・年金払わない・税金払わない・物を買うことに執着しない、という一連の若者の行動を、既存の社会システムへの「静かな攻撃」と位置づけていることでしょう。「怒れる若者はなぜ立ち上がらないのか?」みたいなことを言う人もいますが、すでに社会変革のためのアクションは実行されている・・・というくだりにハッとさせられた。

-あなたに何ができるのか、ということだけに関心がもたれ、新卒であるか、出身校がどこか、などということへの関心がゼロになってしまう「新卒ゼロ」社会は、すぐそこまで来ている。

素晴らしい結びだと思う。
タイトルからして、よく練られているし、誠実で質の高い本だと思いました。

しかし。

「文字を持つか、持たないか」ということで、人間が分かたれる社会に、日本はなってしまっていると思わざるを得ない。
なぜかというと、この「新卒ゼロ社会」に出てくる人物像は、やはり大卒もしくは同等レベルの能力を持つ人だから。
現在、手がつけられない、しかし大きなグループになっている、「低学歴・低職能・低収入層」については、語られていない。ましてや、この層の人が自分で書いた文章というものが流通することは非常に少ない。「ゲーテッドコミュニティ」どころか、一つの国の中に、先進国と後進国が混ざっているくらいのレベルになりつつある・・・。
病気や障害を持たないにも関わらず、福祉の対象となり、社会の負荷になることが確実なこの層も含んだ社会のデザインを考えないといけないんですが・・・。いち市民が考えることなのか?
というレベルですよー。

手始めに、DVD「誰も知らない」を観ます。
日本型雇用慣行が出現した背景として、「ALWAYS-三丁目の夕日」。現代の日本の分断化の姿として、「誰も知らない」というのが基本でしょうか。

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2006.01.04

NPOの存在意義。

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某所での「NPOで働く」談義が通り一遍等なものにしかならなそうなので、こっちで書きます。

現状で見ると、NPOの仕事は社会的認知度の見地から、少なくとも以下の3つに分けられます。

1)社会のマジョリティの現ニーズと合致し、利益が得られる仕事(例:介護等?)
2)社会のマジョリティの現ニーズと合致しているが、利益が得られにくい仕事(例:DV対策等)
3)社会のマジョリティの現ニーズと合致していないが、必要と思われる仕事

1)はもう、NPOでなくても別にできます。2)は公的支援によって行うしかないので、行政が担って欲しい分野です。
NPOの重要な機能は、3)にこそあると思います。
「課題解決」も重要ですが、社会的「課題発見」。
今でこそ、LOHASブームとか言ってますが、ほんの30年前までは、農村で有機農法や自然農法に取り組む人は非国民のような扱いを受けていました。農協全盛の時代です。
また、水俣病・ハンセン氏病などを見ても分かるように、社会的な弱者が受ける被害を、社会全体の課題として認知させていくまでの壮絶な苦しみの歴史を見れば、これが“儲かる”か、などという問い自体が霧消するでしょう。
千葉県でも、障害者施策がようやく当事者の声を取り入れたものとなりますが、ここに至るまで、家族や当事者が投げつけられてきた侮蔑と、それに抗って続けてきた血のにじむような対話の歴史を学んでいない、NPO法以降にワラワラと「なんか儲かりそう」と湧いてきた自称“NPO関係者”には正直言って怒りを覚えます。まぁ、怒ったって伝わらないんだから意味ないけどね。

この3)タイプのNPOは「運動型」などと分類されることもありますが、女性が行わされてきたアンペイドワークに社会的なポジションが似ているとも思います。
公害や環境破壊、女性・障害者・老人をないがしろにしてきた社会構造に対する反省の上での「NPOではたらく」というスタンスでなければ、意味がないと思います。

「私はソーシャルアントレプレナー」とか言ってる人たちの中には、上記のような社会的な背景を理解していない人も多いように感じますが、そんなんでなんで「社会的企業家」なんて自称するのだろう?
また、自称「ソーシャルアントレプレナー」の多くが3)タイプのNPOに対して、侮蔑的な発言をすることが多い気がするんですが、それがなんというか、「ソーシャルアントレプレナー」なるものの胡散臭さ・ウソ臭さのもとのような気がする。
「環境に良い商品を売ってなおかつ大もうけ」と言ってる、某巨大マルチ商法会社のように。

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2006.01.03

フリーターにとって「自由」とは何か。

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フリーターにとって「自由」とは何か 杉田俊介著がとても良かった。
著者が言っているように、最近あふれている、フリーター論・ニート論はほとんど当事者からのものではない。
フリーター・ニートを新しい社会階層と定義して、“家族”という最後のセーフティネットが両親の高齢化とともに消滅し、野宿者と移行していく・・・という論は、僕がここ数年間いろいろなところで言ってきたことと同じです。この本は「<野宿者襲撃>論」とセットで読まれるべき。

「フリーター」ということばにはすごい前から違和感を持ってました。
ぜんぜん“フリー”じゃないよ。彼ら/彼女らは。
こんなデタラメな呼称を公的な場で使う人間は許しがたいです。

著者が提案している、「《フリーター階層問題》を多元的にネットワーク化し、フリーターの生存を「見えるもの」-偏見的な肯定/否定の対象ではなく-にしてゆきたい」というのは、コミュニティアート・ふなばしが“若年者”を重点対象コミュニティとした考えと、同じものです。
ぜひお会いしてお話しをしたいです。

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2006.01.02

「<野宿者襲撃>論」~ホームレスの時代。

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「<野宿者襲撃>論」生田武志著がとてもオモシロかった。
高度経済成長が終了後、先進国に出現したあたらな「スラム」、ゲーテッド・コミュニティに触れつつ、野宿者が増加している現代を丁寧に描いている。

白眉は、野宿者襲撃という現象が、2つの「ホームレス」が重なった現象であると言及した点です。
2つのホームレスとは・・・

【1】心理的な居場所としての「ホーム」を持たない子ども
【2】物理的な「ホーム」を持たない野宿者

「日本社会の中で居場所がない」2つのグループの最悪な出会いが「野宿者襲撃」であると言う。

ただ、この本でも触れられているように、野宿者は、50代以上の男性がメインだった頃から、若年層・女性層にまで拡大し、さらには野宿者の次世代が加わり、“一家揃って野宿者”が出現する事態に進んでいる。

自分たちと同質の者のみに優しい自称・勝ち組市民が「ゲーテッド・コミュニティ」に引きこもり、その周辺では、難民キャンプ並みの暮らしを強いられる人々が野宿する。
2006年の日本の風景。

そんな中で、どんなアートが可能なのだろうか?と考えることが、今いちばん面白い。

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2006.01.01

あけましておめでとうございます。

2006年が皆さまにとって、心に残る楽しいものになりますように。

・コミュニティアート実践講座「コミュニティアートのつくり方」
・「船橋まち歩きマイスター」養成講座

など、「コミュニティアートのページ」にアップいたしました。
どちらもとても良いものになるので、お申し込みはお早めに!

年末年始は極楽です。
なぜか?
それは世間の皆さまが休んでるからです!
お誘いもこなければ、会議もなーい。電話も来ない。

静かに仕事ができまっす。

1月~春にかけての講座やシンポジウムの企画、来年度の事業案など、進む進む。

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