« 若者バッシング。 | トップページ | 旧麻屋デパート「depART1934」 »

2005.10.29

前橋に下見に行ってきました。

「第3回全国アートNPOフォーラムin前橋」 テーマ3 ユースセッション『NO ART, NO LIFE』の打ち合わせに、前橋に行ってまいりました。
前橋は、祖父の家があって、子どものころを過ごしたまちなので、とても思い入れがあります。
駅を降り立つと、トレードマークのケヤキ並木に風がさわやかに抜けるまち。
が、駅を降りて、仰天したのが、駅の敷地にデーン!と連なる、ドラッグストア・牛丼ショップ・・・。
わが心の「群馬の大都会」は、「寂れた僻地の駅」に成り果ててました・・・。

そんなショッキングな再会が、旧麻屋デパート「depART1934」に着いて一気に明るい気持ちになりました。
アーケードの中に出現する「depART1934」は、白で統一されたすごいお洒落なアートスペースでした。
ちょうど、代表の小見純一さん(前橋芸術週間)が、学生スタッフに指示をしている最中。
「(カフェ用の)椅子がちょっとでも乱れているとお客様に雑然とした印象を与えてしまいますから、位置を決めて整えるようにしましょう」などなど、自ら丁寧にスタッフをご指導されている姿勢にとてもこのチームが良い雰囲気になっているな、と思いました。

分科会3の打ち合わせは、高橋綾さん(アーティスト)、茂木康一さん(アーティスト)、山本真彦さん(カフェ責任者)、シモヤマに途中から小見さんに加わっていただいて、2時間ほどお話いたしました。
茂木康一さんの榛東村にあるアトリエのお話もすごかったし、高橋綾さんが大学で学生を指導していてお感じになっていることも今回のユースセッションのテーマそのもの。
パネリストとしてはクレジットされていませんが、分科会の会場で11月5日にオープンするアートカフェの責任者・山本真彦さんの「前橋のすばらしいアーティストをサポートしたい」という思いを、参加者の皆さまと共有できるようなセッションにしよう、となりました。
地域で地道に活動するアーティスト・アーティストを支援するオーガナイザー・専門的なスキルや情報を提供する支援者。
3者が支えあって、アートシーンを盛り上げる契機になりそうです。

また、これまで都市計画をしてきた人が至ったのが、僕が仰天して悲しんだ風情のない駅前で、「depART1934」に代表される地域の皆さんがワクワクして集う場をクリエイトしているのが、アーティストやアートNPOなんですよー、ということもプッシュしていきたいということになりました。

全体として、分科会3は、2時間を終わってみて、前橋で活動するアーティストや山本さんのようなオーガナイザーの素晴らしさが伝わるようなものにしたいです。

会場は、JR前橋駅から歩いて15分ほどです。バスが便利ですが、早めに着いてブラブラ歩いてくると、前橋の今が良くわかります。
ともかく、前橋は今すごいことになってます。

|

« 若者バッシング。 | トップページ | 旧麻屋デパート「depART1934」 »

アート」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 前橋に下見に行ってきました。:

« 若者バッシング。 | トップページ | 旧麻屋デパート「depART1934」 »